「パシフィック・リム」を褒めたい。

 映画のタイトルが出る前の冒頭10分から出し惜しみなしの全力で見せていく怪獣映画。

軍人の司令官、科学技術者、生物研究者にロボットの操縦者。お約束のセットメニューだ。

少しひねったところは、記憶に入り込むというアイデアを、人間同士だけでなく敵の記憶も利用
してしまう部分か。

怪獣が海から出現し、陸上に上がってビルを破壊する。日本の映画だと、手間がかかり過ぎる
ために手をつけなかった場面、上陸前に撃退する局面もしっかりと見せてくれたのがスゴイ。

夜で、しかも雨が降っている中。着ぐるみを使った撮影ではかなり制約をうける。コンピュータ・
グラフィックだからこぞ実現できた。

また、怪獣も巨大ロボもあえて人が入っていそうな動きをさせているのにも感心する。

続編も作れそうな話だが、潔く一本で完結するのがいい。見終わって大満足できた。

ひとつ不満を言えば、3Dカメラ撮影ではなく、3D変換された映像だったことぐらい。

この映画はやっぱり映画館で見ないと。こういうのが見たかった。
by mizuumist | 2013-08-17 16:56 | 劇場映画

興味あるものが少数派ばかりになってしまう中年の記録


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